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ABOUT

 -Cleio-はその主題を単一化している。それは娯楽ではない。芸術とも言えない。それらの要素は(演劇という手法を用いている以上)皆無ではないが、目的では有り得ない。

-Cleio-は実質、通常の意味での劇団ですらない。この姿勢への理解は敢えて乞わない。

 

 わたしたちが目指すのはある種の世界観の構築である。かつて存在し、現在では多くが放棄或いは忘却され、しかしいつの日かは復活するはずの原風景でもある。

 

 わたしたちはある種の「問い」を突き詰めようとしている。拙い言葉で記すならそれは、「この不完全な世界と未完成な人類が何処から来て何処へゆくのか」ということだ。その問う行為自体が、ひとつの物語の連なりとなる。多種多様な物語ではない。それは形を変えて繰り返されるただひとつのリフレインである。

 

 人間は未だに幼く、愚かである。その営為はあまりにも微視的で、前進と後退を飽きもせず繰り返している。長大な時間軸の中で拡大して体感しなければその方向すら認識できないことが多い。

 

 それゆえに、わたしたちの作品はその舞台を遙かな過去、或いは未来に置いて観客席からの俯瞰を求めることが多い。そこでは立ち止まることを拒み、先へ進もうと足掻く者たちの事象が語られる。

現在では主にわたしたちが生まれたこの島国の、百五十年ほど前の風景を遠望している。しかし物語はその時空のみに制約されはしない。坂本龍馬も陸奥陽之介も、あの時代のあの場所にだけ存在するわけではない。彼らは人が生きる全ての場所に必ず存在する英雄と少年、先導者と後続者の元型である。

 

 才無き身に容易に答えは出ない。それでも心に浮かぶままに。世界に突き付けられる痛みと、世界に突き付けたい衝動のままに。余計なものは全て削ぎ落として、語り続けようと思っている。

 

 -Cleio-のユニット名はギリシア神話に顕れる文芸の守護女神の一柱、歴史と英雄叙事詩を司るクリーオから借りた。彼女の名は「語る」という古語にも通じるらしい。浅学にして詳しくは不明だが、彼女の加護を祈るばかりである。

-Member-

佐々木 総 

(So Sasaki)

真訪 由衣 

(Yui Matoi)

山本 莉華

 (Rika Yamamoto)

加賀 結智花

 (Yuchika Kaga)

高橋 佑貴子

 (Yukiko Takahashi)

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