Cleio Asterisk.第一話配信にあたって
わたしは日常にあまり重きを置かない。というのは
わたし自身が社会の常識や物差しから量れば取るに
足りない存在だからである。
何か重要な役割があるわけではないし、社会に貢献
などしていない。したいとも思っていない。
いまのこの国、この社会の在り方ははっきりと嫌悪
している。露骨に感じられて不愉快だという方には
誠に申し訳ない。かといってやめもしないが。
それでも昨今の状況にはいつにない重さを感じている。
大きな苦しみに耐えている多くの方々、そしてその中で
なお努力を続けている無名の献身的なひとびとには
共感と敬意を持ちたいと思う。ゆえに極力外へは出ずに、
これまでどおりに物語を創ることに専念している。
わたしにできることはそれだけで、他に道はない。
まもなく、アスタリスクの第一話が配信となる。
気に入って頂れば。次回配信を楽しみにしてくださる方が
ひとりでもいてくれれば。‐Cleio-一同、誠に幸いである。
2020年4月26日
‐Cleio-主宰 佐々木 総